マークシートの利点と教育への影響

マークシートを教育で使う場合に注意すべきこと

マークシートのメリット

丸や楕円、長方形などの小さな空欄を鉛筆で塗りつぶして解答する「マークシート」。誰でも一度くらいは経験したことがあるのではないでしょうか。

マークシートはさまざまな場面で使われています。アンケート、テスト、さらには馬券やナンバーズといったものまで…。特にマークシート方式のテストは、大学入試だけでなく、運転免許などの学科試験、企業の入社試験など、さまざまな場面で使われています。

マークシートがテストで利用されることが多いのは、マークシートを使用すると採点がスピーディーに、かつ正確にできるというメリットがあるからです。特に大勢の答案用紙を採点しなければならない場合や、すぐに採点をしなければならない場合などは、マークシート方式をテストに導入することで、かなりの時間と労力、ミスの削減をすることができるでしょう。

大勢の生徒を抱える学習塾などでは、小テストなどにもマークシートを導入し、すぐに採点し、その結果を生徒にただちにフィードバックすることで、受験まで時間がない時でも効率よく授業を進めていくことができるようになったりもしたのだとか。

マークシートのデメリット

しかしマークシートをテストで使用する場合には、デメリットも知っておく必要があります。たとえば、マークシートを使用したテストでは、どうしても選択問題しか作ることができないということを意識しておくべきです。

回答者が、問題についてしっかりと理解できているかを確かめるためには、どのような考え方でこの答えに至ったのか、答えを自分の言葉で説明することができるのかなどを知る必要があります。マークシートでも、選択問題でそのような解答をさせることもできなくはありませんが「自分で答えを考えて文章化する」という作業はマークシート方式のテストでは仕組み上不可能なのです。

したがって、マークシート方式のテストばかり受けていると、回答者は自分で考えるという作業が苦手になってしまうことがあるでしょう。教育に関わる部分でマークシートを利用する場合には、少し注意しておきたいところです。